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2006PING研修報告<その10>

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    PING研修の報告は一休みして綺麗な風景を紹介します。

    研修が終わり、一緒に参加していた方は日本に帰られた後、
    私は一人の残り現地のお店の視察やゴルフをしてきました。
    その話も紹介する予定ですが、せっかく来たので観光も
    と考えて、滞在しているフェニックスから車で2時間くらいの
    セドナ(昔こんな名前のパターがあったな)へ行きました。
    朝日が登る時間に到着と考えて、出発は午前5時。
    高速道路I-14を北へ向かいました。1時間も走ると
    照明もなくなり、横を走るのは大型車ばかりで怖かった。

    到着したら綺麗な景色で感動しました。来て良かった!







    適当な場所が見つからないので、マックで朝食と思い探しましたが
    馴染みの看板がなかなか見つからない。15分ほど迷走してやっと発見!
    周りの景色とマッチするように考えられたショッピングモールのなかに
    景色にとけ込んでいたので、目に付きにくかった・・・
    でも良いですね!こんなマックが札幌にあっても良いかな!





    フェニックスへの帰り道も景色の良いところがたくさん!もう少し
    走ればクランドキャニオンですから当然と言えば当然です。






    疲れた脳が癒される感覚でした。リタイヤしたらこんな所で暮らしたいと思いました。


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    2006PING研修報告<その9>

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      2日目は、早朝からPING社の経営陣との懇談会。現会長。現社長を初め
      偉い人がみんな集まったと言う感じ。会話の中では日本市場は有望で
      期待しているようだが、日本がどんな市場環境かは情報も理解も不足
      していると感じました。少なくとも日本人の話を聞いてみようと言う
      気はあることはわかってので、これから大きく変わるかもと感じました。

      懇談が終わり、現会長とピンパターの第一号試作品ともに記念写真。



      社長室を開放していただきいろいろ説明してもらった中で、
      1本の剣が目に付きました。聞いてみるとシャフトメーカーの
      ツールテンパーからの贈り物とのこと。ツールテンパーは
      元々、刀剣を製造していた会社と聞いて、不思議に納得してしまう
      私でした。



      その後、アイアンフィッティングの講義が3時間!これがきつかった。
      内容は良くわかり参考になることが多かったです。


      午後は車でムーバレーGCへ移動して練習場でアイアンフィッティングの実践。
      普段やっていることに近いのでそれほど苦にはならなかったのですが、
      野外での活動はとにかく喉が渇く・・・聞くと湿度が10%前後とのこと。
      少し会話をしただけで喉がからからです。アメリカの練習場らしく
      全面芝の打席から2ピースボールで打つ感覚は最高です。日本の都市近郊に
      そんな練習場が欲しい!



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      2006PING研修報告<その8>

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        R&D部門の続き

        次に案内されたのが、パターをフィッティングする施設でした。
        高速ビデオが2個設置されていて、実際に打ったボールの回転や
        ヘッドの入射角を確認しながらライ角やロフト角を決めるそうです。
        インパクトしてボールが跳ねている状態は、ロフトが少なすぎる
        インパクトロフトが最適化されているとカップイン率は大幅に
        アップするそうです。パターだったら普通の家庭用ビデオでも
        シャッタースピードあげるとボールの回転やインパクトロフト
        確認できるかも。今度トライしてみます。



        横には実験に使っていると思われるストローク・ロボットがありました。
        ヤマハで設計部門に在籍していたときに同じようなロボットを使い
        いろいろ実験していたので、とても懐かしい感覚でした。


        その施設での最後の部屋へ案内されて驚きました。
        金色のパターが棚に一杯並んでいる部屋があるのです。
        これはUS ツアーでピンパターを使用して優勝したプレーヤへ送るゴールドパターの
        レプリカだそうです。この部屋に並んでいるパターは金メッキだそうですが、選手に
        送られるゴールドパターは本物の金塊でできているそうです。欲しい・・・


        当然、優勝時に使用していたモデルで精巧に作られています。美しい!


        これで長い一日が終わりました。ちょっとハードすぎ!疲れたな〜
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        2006PING研修報告<その7>

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          R&D部門見学の続きです。

          次にヘッドとボールの衝突シュミレーションのソフトを
          説明してくれました。これは有限要素解析ソフトの一種と
          理解しました。車の衝突をシュミレートする映像を
          テレビ等で目にする<あれです!>


          この解析にはボールの要素をどのように考えるかが大きな
          問題になります。ボールは金属のような弾性変形でなく
          粘弾性変形という現象が起きますので、とても難しいそう
          なのです。解析に使用しているのはロボットテスト同様
          プロV1。相当研究して高速度カメラで測定した数字と
          ほぼ同等のシュミレーション結果が得られるようになった
          とのこと。これは凄いことです。
          ここまでV1でテストしているとなるとG5ヘッドとの
          ベストマッチはこのボールしかないですかね〜
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          2006PING研修報告<その6>

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            アメリカンスタイルの昼食を取り、近くにあるR&Dセンターへバスで移動。
            結構大きな道路に面していて300ヤード以上打てるフィールドが見えてきた。
            こんな良い場所に・・・いかにピンが古くからここにあるか感じました。


            まず中にはいると建物内にプレーヤーが試打できる打席がありいろいろな測定器が
            目に付きました。<ここはVIP専用のフィッティングルームとのこと>
            ツアープロやマイケルジョウダンのような有名人が出入りしているようです。

            さらに奥へ進むとスイングロボットが設置されたすペースが・・・
            ロボットを使った測定やシュミレーションの専門家が詳しく
            説明してくれました。


            このロボットは、ピン社としては3台目のロボットで、ピンマンと
            呼ばれていて、つい最近稼働し始めたとのこと。
            テークバック時にはフェースを開くように腕の捻転動作が入り、
            ダウンではフェースが閉じるように動くとのこと。
            インパクト前に手首のリリース動作が入るようになってい
            る。私もたくさんのスイングロボットを見てきたが、一番理想の
            スイングに近い動きができるロボットと感じました。
            アメリカでは腕のローテイションは必要という意見が大勢を占め
            日本のスイング理論とは違いを感じました。私の考えるスイングに
            とても近いです。


            打ち出されたボールはトラックマンと呼ばれるレーザー追跡装置
            (これは軍事技術が民間へ流れてきた装置とのこと)で計測され、
            弾道計算を経て画面に表示されます。日本で一般的な装置より大幅に
            精度アップされているとのこと。


            ここで出た画面で驚いたのは、ミート率が1.5を超えていること。
            従来の理論では1.5以上はあり得ないと言うイメージでしたので
            驚きでした。

            さらに画面右下の落下角が大切と説明されました。
            この角度が45度以上になると
            ランが、ほぼ0mになりトータル飛距離がロスすることになるとのこと。
            これからは落下角のコントロールがトータル飛距離を考えるうえで
            大切な要素と感じました。


            ボールは全てタイトリストのPRO V1を使用しているとのこと。
            理由は<製造上のバラつきが少ない。プロの使用比率が高い。
            トータルの信頼性が高い>
            と言うことらしい。驚いたのはロボット測定には、
            新品ボールを使用して1度しか使用し
            ないとのこと。かなりこだわっています!
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            2006PING研修報告<その5>

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              ドルフィン社からピンの本社工場へ移動。本社前でピンマンがお出迎え。グリップなのどにマークとして入っているものです。初代のお孫さんが、ゴルフをしているジイジの姿を粘土細工で作った人形が原型になっているそうです。


              工場内は撮影禁止で写真がありません。ラインを順番に見学しましたが、一番感じたことは<小さな部品までも自社で生産するコダワリ>でした。こんなものまで自分で作っているのか!と言う感じです。小ロットの生産に対応したラインで大切に生産している感じを受けました。ただし、ライロフトの調整でネックをつかんでヘッドを大きなゴムハンマーで、ぶっ叩いているのには驚きましたが。。。アイアンとパターは100%この工場で生産されているようです。ドライバーとFWは中国工場で生産されているヘッドを組み立てているようです。
              総合的な感想は、この工場ではクラブを工業製品と言うより道具として生産しているということです。売れすぎると急激な増産ができないのが心配ですが・・・
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              2006PING研修報告<その4>

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                現地1月23日ドルフィン社工場見学の続き

                新モデルアイアンのG5やi5がどんどんできあがる行程を見ながら
                ここで生産されたヘッドが全世界に供給されているんだなんと
                実感が出てきました。今日紹介する行程でドルフィン社での
                作業が終わり車で1時間ほどのカーステンマニュファクチュアリング社
                <これはピン本社の正式名称なのかな>に送られるとのこと。

                ランナーから切り離されたヘッドは、フェース面の平滑度を全数検査して
                規格より凹凸があるヘッドは大型プレス機でプレスして修正します。
                なかなか厳格で、台湾のメーカーはここまでしないと思います。


                最後に再度、オートクレーブ(写真の丸い機械)で真空にして高温で
                熱処理します。この行程がしっかりしているので、PINGのアイアンは
                ステンレスながら角度調整が可能になっているのです。


                こだわっているところは使用していて角度が変わらず、調整できる
                絶妙の硬さになっているところです。
                最近発売されているBSのツアーステージ系軟鉄鍛造アイアンのライ角
                調整をすると、素材がとても軟らかく少しの力で大きく変形するのを感じます。
                パワーヒッターやダウンブローに入りすぎている人は、角度が変化するのでは?
                と心配になるほどです。半年くらい使用したら曲がっていないか確認した方が
                よいかもしれませんね。
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                2006PING研修報告<その3>

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                  現地1月23日ドルフィン社工場見学の続き

                  今日は鋳造を紹介します。この作業がダイナミックで見栄えがします。
                  私は危険性を知っているのでヘルメットと安全靴が欲しいなと思いましたが
                  用意してくれる様子がないので、少し離れて見ていました。
                  製造のロットが少なく小規模生産で安定したヘッドが生産できるなと
                  いうのが第一印象です。


                  流し込む型が完成しましたので、大きな釜でステンレスを溶かし
                  型の中に流し込みます。


                  このときのステンレスの温度は2000度に
                  近いので、水分などが入ると爆発が起きるほど凄い危険な作業です。
                  全て手作業で命がけですね。この風景もどの工場も同じと感じました。
                  工場内でもここの部署で働く人の給与が高いのは言うまでもありません。


                  ステンレスが注がれた後は台車に乗せて自然冷却します。固まるときに
                  ヘッドは大きく収縮しますのでセラミック型にはひび割れが発生しています。
                  この収縮をみこんでヘッドのワックスは大きめに製作されています。


                  常温になったらツリーごと大きなハンマーで叩いてセラミックの殻
                  を落とします。この段階でできあがったヘッドが見えてきます。


                  ランナーにくっいているヘッドを切り離します。複雑な形状なのでこれも全て
                  手作業で、結構厳しい仕事です。


                  切り離した部分の出っぱりをサンダーで研磨して綺麗にします。
                  ここまで来てやっと完成品に近いイメージになってきました。
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                  2006PING研修報告<その2>

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                    現地1月23日の午前9時にドルフィン社工場見学開始

                    ヤマハで働いているときタイの子会社や台湾の外注で同じような工場に出入りしていたので
                    とても懐かしい臭いと風景で、昔のことが思い出してしまいました。懐かし〜
                    働いている人の作業レベルや工程管理は、台湾の超一流ヘッドメーカーの方が
                    上かもしれないと感じました。しかし、この工場はピンのヘッドしか製造していないので
                    本社からの指示を守り大切に生産していると感じました。効率やコストを追うだけでなく
                    ヘッド作りへの愛情を感じました。

                    見学者一同防護メガネをかけて鋳造(ロストワックス製法)工場へ。

                    まずは溶けたワックス(ろうそくのロウに近い)を金型に射出して、
                    ヘッドの形状に成型する。

                    この時点でのキズや変形は製品に直結する
                    ため仕上がりは大切であるとのこと。
                    次にそのヘッドを溶かした鉄が流れる道の役割を果たす
                    ランナーというに取り付ける。

                    このランナーに16個ほどのヘッドが取り付けられたものは、
                    木のように見えることからツリーと言われている。


                    これにセラミックを吹き付けていく。ツリーを液体につけ込み、

                    次にセラミックの粉を吹き付ける。

                    一定時間乾燥させて、この作業を10回近く繰り返すことにより
                    セラミック層が厚くなり鉄を流し込んでも壊れない強度になる。

                    ここまで来たらワックスが溶ける温度まで暖めて
                    セラミック型からワックスを流し出す。
                    これで鉄を流しもむ準備が完成する。
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                    2006PING研修報告<その1>

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                      今回の研修がどんなものだったか、順番にご紹介していきます。

                      現地1月22日の午後6時フェニックス到着。
                      関東地方の雪の影響で、成田発の飛行機が3時間以上遅れ、それが原因で乗り継ぎ便が上手くいかず到着が大幅に遅れてとにかく疲れた・・・翌朝は7:00集合なのでとにかく寝ようとベッドにはいるが、眠れない。完全な時差ぼけ!結局少しうとうとしただけで部屋を出ることになりました。
                      USA_PING社のフィッティング研修講師のスコットさんの挨拶のあと用意されたバスに乗りヘッド製造工場(ドルフィン社)へ移動!
                      これが怖い怖い。片側5車線道路の3車線分を、一気に車線変更するので驚きました。車間距離もとても短くレーン変更も頻繁で<運転が荒い>という印象で、レンタカーを借りるのが怖くなってしまった。
                      30分ほどで到着した工場は平屋で比較的小規模という印象でした。ここではヘッドを鋳造方式で製造し荒研磨&熱処理までが担当のようです。
                      <明日に続く>
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                      ゴルフスイングとゴルフクラブの選び方:サイエンスゴルフアカデミー